お客さまもいろいろ

 昨年からブルーベリーの成果販売また摘みとりを家で始めた。家は国道に面しているのでヘェンスに立てたブルーベリーと書かれたノボリを見て来てくださる人が多い。

 うちのブルーベリー畑は広くはないのでレジャーランドのような果樹園を想像されていてちょっとがっかりされるかたもいるがたいていは小さな実を摘みとるのを楽しまれているようだ。

 ブルーベリーはブドウのように一斉に熟さないので一粒ごとそれも赤みがさしているのは酸っぱいと最初に説明するので青く熟したのを確認しながら摘むことになる。木の種類に味も異なるので試食していただいてもいる、試食分はもちろんただである。なかには酸っぱくても平気で、ちょっと摘んでは次々食べてしまうお子さんもいる。勧めてもちっとも食べようとしない子もいる。試食しておいしいと思う木を選んで摘んでくださいと説明すると食べていいのですかと恐縮されるかたもけっこういらっしやる。

 うちの方としては摘んで選別するのに手間がかかるので御自分で摘んでくださる方はありがたい、また来てほしいのでちょうど完熟して一番おいしいところを摘んでもらいたいと思う。見た目はおなじ青でも完熟しきってないと酸っぱ味が多い。酸っぱいのや甘いのを食べてもらうとあじが違うのねと関心される。うちでは十数種類の品種を植えてあるのでそれも味の差の原因である。なので成果としてパックしてあるものにはその時期に採れた品種が混ざっているわけで正確に考えると同じものはないわけだがまあ微妙な差だから。ただ季節的には品種が大きく入れ替わるので味は変わってくるわけである。


きまぐれつれづれ
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