風葬の城

 風葬の城(内田康夫)を読んでみました。
 
 今回は会津が舞台でした。会津の漆器工房を訪れた浅見光彦はそこで、塗師が突然死するのに偶然出会います。つまり第一発見者となります。そうこうしているうちに塗師のひとり息子が父親の死に急いで駆けつけるはずなのにいくら待ってもやってこないという事態が発生します。息子は東京で歯科技工士をしているのですが、会津に戻って歯科治療のクリニックビルを建てて歯医者さんを雇って会津地方の歯科治療をいっさい引き受けるという夢をかたっていたことがわかりました。歯科技工士が歯科医を雇うなんて・・・

 いつものように、浅見光彦の探偵ごっこがはじまります。今回も若い女性が登場して一緒に活躍します。死んだ塗師の同僚の娘であるのですが。警察ではいつものように手がかりがつかめずに・・・

浅見光彦の探偵により、事件は解決しますが、犯人は最後自殺をしてしまいます。自己中心的な犯人なのに服毒自殺をして山に逃げ込みみつからないで終わってしまいます。
(浅見光彦は警察の人間ではないのだから、捕まえる義務はないのだけどね・・・)

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きまぐれつれづれ
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